ASD女性はどのように定型女性に偽装しているのか

お久しぶりのブログです笑

前回からかなり時間が経ってて、びっくりしちゃいました😂

 

今回は

ASD女性が周りと合わせるためにどのような偽装を行っているか」

について書いていきたいと思います。

 

最近、ニュースで読んだのですが

ASD女性がASDだと診断されにくい理由の一つに

定型女性に偽装するのが上手だからという記事を読みました。

発達障害ゆえの不都合をカモフラージュする能力が高いからなのだそうです。

ASD女性は偽装能力が高いことが原因で精神的に疲れてしまい、2次障害でうつ病などを引き起こしてしまいます。

 

その記事を読んで、なぜ「精神的に疲れてしまうのか」ということをもう少し具体的に知ってもらいたいな、と思い今回の記事を書いてます。

また、どうしたら疲れなくなるかについても私なりのやり方ですが書いていけたらなと思います。

 

 

さて、女性脳は「共感」によって安らぎを得られる脳らしいのです。

というのは、まだ人類が狩猟生活をしてたような時代

男は危険な自然に出向き、獲物を狩る一方

女は村で男の帰りを待ちながら、子育てをするわけです。

そんな女達に必要だったのが「共感」でした。

まだ人工的にミルクが作れない時代です。おっぱいが出なくなったら、その時点で子育てはアウト。

女達は

「おっぱい出てる?大丈夫?」

「子供は元気?病気になってない?」

とお互いの情報を交換、共有しながら生活していました。

かくして、女性の脳は

●相手の体験を自分の体験として蓄積できる

●膨大な情報を感情と共に思い出し、初めてのトラブルにも間違いなく対処できる

という能力を獲得したのでした。

 

女子トークで必要な「共感」は

情報の交換とトラブルへの対処法という

相手に対しての贈り物だということを

ASD女性は理解することができないのです。

というのが本や資料に載っていました笑

 

さて、ここからが本題。

なぜASD女性は疲れてしまうのでしょうか。

理由は女子トークで行われる

「共感」というものの構造が理解できないためだと私は感じます。

 

 

構造が理解できないASD女性は言葉だけは「共感」を真似しようとします。

しかし、それを行うには物凄い負荷とダメージを精神に与えることになります。

(脳をフル回転させて考えないとできないからです。)

ASD女性にとって女子トークはお客様対応であり、接待とそう変わらない行為のように感じるのではないでしょうか。私はそう感じてました。

 

例えば、こんな会話があったとします。

 

A「この前、友達からピーラーをもらったんだけど、これがとても使いやすくて!」

B「そうなんだ!」

A「うん、すっごくお気に入り!早速料理するのに使ってみたよ!」

B「へぇ、それは良いいね!そういえばこの前、駅前に新しいパン屋さんが出来たの知ってる?メロンパンがもちもちでとっても美味しかった!」

A「そうなんだ!今度買ってみようかな!」

 

なぜ「ピーラーが使いやすい話」が「駅前のメロンパンが美味しい話」に繋がるのか。

そこのところがASD女性は理解できないのです。

だから、私のようなASDならこういう会話になると思います。

 

A「この前、友達からピーラーをもらったんだけど、これがとても使いやすくて!」

B「そうなんだ!」

A「うん、すっごくお気に入り!早速料理するのに使ってみたよ!」

B「へぇ、それはいいね!そういえばこの前、駅前の金物屋さんに行ってきたんだ。そこの金物屋さんに売ってるピーラーも切れ味抜群だったよ!さすが金物屋さんだね!」

A「え、あ…うん。すごいね。」

 

「ピーラーが使いやすい話」に対して「切れ味抜群のピーラーの話」は微妙な反応が返ってきます。

 

ASD女性はこの「微妙な反応」の経験を幾度となく体験します。

そのため自分から何かの話題を話し始めるときは、その話題がズレていないか何度も何度も考えながら話し始めます。

また、相手に話題を振られたときも、ズレた返事をしてないか慎重に考えながら話し、すぐに話題を投げ返して相手に喋ってもらうという流れに持っていきます。

 

本当は自分も喋りたいのに、それをグッと我慢して相手の話を聞き続けなければなりません。

ASDにとって、興味のない話を永遠と聞かされることほど苦痛なものはありません。

 

これが疲れてしまう理由です。

表面的には見えなくても、物凄いストレスをかかえることになりますね…

 

長くなってきたので、次回に回しましょう笑

次は「女子トークの構造」について書いていきたいと思います!