私の精神が回復するまでの軌道

最近、秋の空気に包まれて

紅葉が綺麗な時期になってきました。

お久しぶりのブログです笑

 

といっても、内容的には日常の小話ということで、ゆるっと書いていこうと思います。

 

ここ数日は本当に調子がいいので

過去を振り返ると、よくここまで精神的に回復したもんだなぁと思うのです。

参考になるかわかりませんが、私が回復するまでの道のりから何か伝えられるといいなぁ、と思います。

 

 

精神的にどん底  

一番底辺だった時期

事の始まりは2年前の2017年9月頃だったと思います。営業としてバリバリ成績を上げていた私は、とうとう会社内で1番大きな金額を扱う商材の補助役を担当することになりました。

何があったか具体的には明かせませんが、その商材を担当したことがキッカケで徐々に精神がすり減っていきました。

約2年後の2019年2月には頭のオカシイ私の出来上がりです。

家に帰るとベッドに転がってボーッとしていました。部屋がどんどん汚くなっていって、とうとう大好きな料理ができなくなりました。アニメを観たり、漫画を読んだり、音楽を聴くのが好きだったはずなのに何をしても苦痛で心が痛くなりました。癒されるどころかとても疲れるのです。

会社に出社する朝、目が覚めると全身が痺れて動けない。出社すると心臓がズキズキして息が出来なくなる。笑顔を振りまきながら、呼吸が浅くなり苦しくなる。

家に帰ると疲れ切って、ベッドに転がってボーッとしてしまう。ダラダラと動画を流しながら、起きた時に身体が痺れるのを恐れながら、浅い眠りをゆらゆらと漂う。

よくあんな状態で働いてたものだなと、今は思います。

 

 

地獄から抜け出した  その後

抜け出した過程は省略します笑

あまり気持ちのいい話ではないのと、明かせないことが多いので。

とにかく、最後の力を振り絞って会社を辞め、実家で静養することにしました。

そこから回復するのが本当に大変でした。

 

親からの慰めや心配の言葉は全て心に突き刺さる状態でした。

『どうせ私が全部悪かったんでしょう』

『そんなに責めなくてもいいじゃない』

『私なんて…私なんて…』

なーんて感じだった気がします。

部屋に引きこもると泣きたくないのに涙が次々と溢れて、みじめな気持ちになりました。

気晴らしにと外出しても、帰り道のバスの中で目をつぶると涙が溢れて止まらなくなったりしてました。

 

朝食や昼食などご飯を食べている時、両親が気を遣って話しかけてくれるのですが、話を聞いてるのはキツイし、自分が何か話すのも疲れていました。

「どうして黙ってるの?返事もできないの?」

「精神的におかしくなってるのよ。精神科に行ってきなさい」

「あんたは〇〇なところがあるから。今後は反省して、そういうことには関わらない方がいいわね」

「ちょっと待ちなさい!そうやってすぐフェードアウトしようとするんだから。まだ話は終わってないよ」

上記は覚えてるなかで凄く傷ついた言葉なんですけど、今なら心配してかけてくれる言葉だとわかります。

当時は針でズブズブ心を刺される思いでした。

 

その頃になって混乱した状態ながらも、何とか『大人の発達障害』について診断してくれる病院を見つけて、自力で病院に行きました。

 

 

病院を見つけようと思った理由

最初は母の助言通り、精神科を受診しました。

そこで診断されたのは『適応障害』でした。

ただ、違和感がありました。診断を受けてもモヤァとした感じで、元気になれる気がしなかったんです。

そこで、大学生くらいからアスペルガーっぽいと言われていたのを思い出しました。

働いているときもASD関連の記事を読んでいて、なんとなく当てはまるなとは思っていました。

しかし、社会生活を送れないほど支障はないし、生活もできていたので、診察してもらうほどではないと思っていました。

 

これは今だから思うのですが

日常、やりにくいことや違和感や大変なことを周りに訴えていました。

わかってもらえないことが多く

自分はどこかオカシイのかな?

気のせいなのかな?

実際辛いって感じてる気がするけど、何で?

私はワガママなのかな?

優しくない人間だからかな?

と思っていて落ち込みました。

 

そこで、一度専門家に診てもらい、ちゃんと診断してもらおうと決意しました。

医師の診断があれば、アスペルガーで苦しんでいたことが事実になるし、周りも理解してくれるはず。

今後の自分の指針を決めるのに役立つと思いました。

 

書いていて気づきました笑

この時点で、アスペルガーじゃないという診断が下る発想がなかったんですね。

 

もし、なんとなくASDっぽいかな?

日常、ちょっと違和感があるかも?

普通に生活してるけど、ちょっと辛いかも?

と思ったら

ここまで落ち込む前に早く病院で診断を受けた方がいいと思います。

元気なうちに診断してもらうと、アドバイスを受け入れる器が大きいので、すぐに変化することができます。

そうすると、自分も楽になるし、周りも楽になります。

 

 

ASDだとわかってから

まず、色々と苦しかった部分や無理してやっていた部分など違和感があったところがスッキリしました。

例えば、営業の仕事は人の顔色や空気を読まなければならないことが物凄くストレスだったことがわかりました。

また、両親から理解を得ることができたので

『辛い』『よくわからない』『疲れる』

というネガティブな言葉に怒られることがなくなりました。

周りの理解を得られたり、ツイッターを始めたことで、私と同じような人がいることを知り、とても救われました。

 

 

現在の私

というわけで、今はめっちゃ元気です笑

ASDのことをたくさん勉強して、解決できることが多くなりました。

一番嬉しかったのは『話し合い』と『相談』が出来るようになったことです。

相手の言っていることが理解できるようになり、自分の言いたいことも誤解なく伝えられるようになりました。これは、辛かったけど営業をやっていた技術がいい形で活かされたからだと思います。

人との会話も楽しくなりました。元々、人と話すのは好きだったので、表情や感情を理解できるようになってからはますます面白いです。

友達からは『人間になったね』と言われ、以前に比べて自分が発達したことを感じます。

周りに集まってくれる人が優しい人達ばかりになった気がします。自分の感じ方や考え方が大きく変わったからです。

いいこと尽くしですよ、現在の私。

 

 

最後に…

いかがだったでしょうか?

この記事は自分のために書きました。

過去の辛さを忘れないためでもあり

現在のこの調子のいい時を忘れないためです。

人生山あり谷ありですけど

楽しく生きていきたいですね!

 

今回はここまで