【雑談】は【親密度】を上げるためのポイント

突然ですが、私は雑談が苦手です。

とりとめがない、ということもそうですが、中身が無い会話をすることが苦痛になります。しかし、会話の半分以上は雑談だそうです。そこで、雑談の必要性とメリットについて書いていこうと思います。

 

 

 

目次 

 

 

親密度の考え方

ギャルゲーやエロゲーをプレイしたことがある人はわかりやすいかと思います。女の子を攻略するためには、会う回数を増やし、親密度を上げる必要があります。実際の対人関係も同じで、接触回数と会話時間というものが多いほど親密度が上がっていきます。

 

例えば

A:毎日「おはよう」と挨拶、会話もする

B:毎日「おはよう」と挨拶

C:毎日会釈で「おはよう」と挨拶(声には出さない)

D:毎日顔は合わせるが、挨拶や声かけはしない

この4人の親密度を考えると

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こんな感じです。

ここで注目して欲しいのは、BとCの違いです。

BとCは会話をしていませんが、Bが声かけをしているのに対して、Cは声かけをしていません。つまり、声を出し合ってコミュニケーションを取る方が親密度が上がりやすいのです。

 

 

 話す『器』と聞く『器』

また、会話で相手が丁度いいと感じる割合が存在します。

ギャルゲーでも、3種類の選択肢から適切なものを選んだり、親密度を上げるためのプレゼントをすると思います。それと同じで、効率的に会話をすることで相手の親密度も上がりやすくなります。

そのためには 話す 聞く の感覚で話すとよいと言われます。

この割合で話すと、相手には 話す 聞く のように感じられてとてもバランスが良くなります。

なぜこのようなことが起こるかというと、『器』の大きさが違うからです。

図で説明すると

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見ての通り、聞く器というのは話す器よりも小さくなります。

なぜ 話す 聞く の割合がいいかというと、相手に話し過ぎた、聞き過ぎたという気持ちを抱かせないからです。

 

 

相手に話をさせる『聞き出し上手』

ただ会話をしているだけでは、【聞く8】の割合を達成できません。

話し上手ならぬ、聞き出し上手。この技を使うと、ある程度は会話を続けることが出来ます。

3つのポイントで説明していきます。

1.話の導入で使える【て、き、に、ち、か、し】

2.会話を続けさせる、延長の言葉

3.YES・NOで答えさせない

 

まずは、話を始めるための導入部分についてです。

 

 

話の導入で使える【て、き、に、ち、か、し】

自分から話しかける場合に使える導入の話題です。

『敵に近し』で覚えるといいと思います。

 

 天気・季節

  「今日は暑いですね、明日からは雨が降ってじめじめしそうです」

 近況

  「最近、ランニングを始めたんです」

 ニュース

  「来年は東京オリンピックですね」

 地域・まわり

  「夏になって、ひまわりの花が咲いてきましたね」

 体・健康

  「夏風邪が流行っていますね。予防にはどんなことをされていますか」

し 趣味・仕事

  「最近、どんな本を読んでみましたか」

 

また、話が途切れた時や間が空いたときにも使えます。

「そういえば…」「ところで…」などに繋げて話すと自然な入り口になります。

 

 

会話を続けさせる、延長の言葉

これは、聞き出し上手になるのに欠かせない単語です。使いまわしがしやすく、相手も話をせざるを得ないのでぜひ使ってみてください。

 

それで?、それから?、その後は?、具体的に言うと?、例えば?

 

さらに、相槌を挟むとかなり効果的な言葉になります。

うんうん、それで?

なるほど、その後はどうされたんですか?

面白いですね。具体的に言うと、どういうことですか?

いいね、その案。例えばどう使えばいいだろうか?

 

こうすると、相手の話が延長され、【聞く8】を達成しやすくなります。

 

 

YES・NOで答えさせない

すぐに終わる会話をしないためには、YES・NOで答えられる質問をしないことです。

 

例えば

「今日は暑かったですね」

「そうですね(YES)」

 

これでは会話が終了してしまいます。

「今日は暑かったですが、何か涼しくなるいい方法はないでしょうか」

「そうですね…(YESで終われない)」

 

このように、すぐに会話を終わらせない質問をするのも手です。相手が話し始めたら延長の言葉を使って、さらに相手をしゃべらせましょう。

 

 

雑談の必要性とメリット

何度も使っていますが『親密ポイント』の獲得です。

周りの親密度が上がってくると、助けてくれる人が多くなります。また、自分の印象も良くなります。雑談の内容から何かを得るのではなく、雑談自体を対人スキルとして使ってみるといいかもしれません。

まずは、【聞く8】を達成してみてください。【聞く8】を達成するためには、雑談が欠かせないことが体感できると思います。

 

さらに上位スキルである『話し上手』も存在しています。

これは、また後日書いていこうと思います。