聴覚過敏の世界

 

自分のツイートを引用してるのも

変な感じがしますが…

このことについて、もう少しわかりやすく説明できないかなと考えました。

 

この前読んだ専門書には、受信が悪くて聞き取りにくいラジオという表現をされてました。ノイズが多くて聞き取りにくい、という感覚も一理あるかと思います。

 

人によるかもしれませんが、私の感覚としては多分こんな感じです。

 

りんご

バナナ

みかん

ぶどう

 

ここで、ぶとうという言葉を聞き取りたい場合は…

 

りんご

バナナ

みかん

ぶどう

 

多分、音に焦点を当ててられる場合にはこんな風に聞き取ることができるのだと思います。音量は変わらないけど、ぶどうというのは聞き取れるかなという感じです。

 

それでは、音が満遍なく聞こえる私の聴覚を表現してみます。

 

 

まさしくこんな感じです。

音自体は全て聞こえますが、言葉が形にならないので意味がよくわかりません。

 

ですので、ツイートの通り。相手の口の形さえ見れば、何を言っているのか読みながら会話できたんだなと思います。音は全部聞こえているので。

 

 

というわけで、軽くサラサラと書きました笑

この満遍なく聞こえるというのは、選択的注意の欠陥によって起きる障害みたいですね。色々と不便はあるかと思いますが、工夫して生活していくと少しでも楽になるのかなと思います。

 

 

【話し上手】は相手を操る【幻惑スキル】

【雑談】は【親密度】を上げるためのポイントでも書きましたが、人間攻略には親密度アップが必要です。前回は『聞き出し上手』になる方法を書きました。今回紹介するのは『話し上手』になる方法です。

上位スキルである『話し上手』には、相手を思い通りに操る『幻惑スキル』を発動させることができます。

 

 

 

 

幻惑スキルを発動させる理由

ゲームでよく使われる【幻惑スキル】ですが、何のことかというと敵を味方につけて攻撃させるスキルです。

敵を味方につける。周りの人間を自分の思い通りに動かす。というのは、かなり強力なスキルです。より、人間関係を良くすることができ、地位の向上に役立ちます。

しかし、【幻惑スキル】は諸刃の剣でもあります。解けてしまうと、相手が敵に戻りかねません。また、使い方が上手ではないとただの『迷惑なおしゃべり』です。

あくまで、営業、交渉、説得など、しゃべる必要がある場合に『話し上手』になると効果的だと思います。また、どうしても聞いているのが苦痛で、しゃべりたいという人には以下の方法を紹介したいと思います。

 

 

【話し上手】は相槌を打たせるのがうまい

『話し上手』になる条件はただ一つ。

相手に相槌を打たせること

これに尽きると思います。

会話を続けさせる、延長の言葉でも紹介しましたが

それで?、それから?、その後は?……など

この延長の言葉や反応を相手から引き出せれば、こちらの勝ちです。

以下の3つの方法を試してみてください。

 

1.相槌を打たせやすくする『間』を活かす

2.言葉に現れない無音の『相槌』を作る

3.言葉に強弱をつける

 

それでは、まずは『間』を使いこなしてみましょう。

 

 

相槌を打たせやすくする『間』を活かす

例えば

「去年、初めてスノーボードをやってみたんですよ。友達に教わって。木の葉滑りって言うんですけどね。(終わり)」

 

こんな感じで、突然黙り込まれたらどうでしょうか。

「え!?続きは??」となりませんか?

人間は、空白があると埋めたくなる特性があります。このように「~ですけどね、それから」と続きそうな会話を途中で切られると、違和感が残ります。その違和感を利用して、相手に相槌を打たせましょう。

 

また、話すテンポも大切です。文章を短く区切って、相手が相槌を打ち終わるまで話し出さないようにします。話終わりから話初めの間に『間』を作ります。

 

「去年、初めてスノーボードをやってみたんですよ……(間)」

「そうなんですか」

「友達に教わって……(間)」

「いいですね」

「木の葉滑りって言うんですけどね……(間)」

「木の葉滑り?」

 

このように、あえて隙を作ることによって、自動的に話を延長させることができます。

 

 

言葉に現れない無音の『相槌』を作る

相槌が言葉として現れるとは限りません。話を続けるためには、無音で発せられる『相槌』を拾うことも必要です。

目は口程に物を言う、といいますが、『うなずき』や『まばたき』のような仕草も相槌として拾うことができます。

先ほどの『間』を利用しながら、目を真っ直ぐに見る。また、『間』のときに、うなずいて見せる。

連動して相手をうなずかせたり、目を合わせたりすると話に引き込みやすくなります。

 

 

言葉に強弱をつける

ただ単調な口調でしゃべるだけでは、相手も相槌が打ちにくくなります。面白い話をする必要はありません。言葉の端々に強弱をつけると相手も相槌を打つタイミングに勝手に乗ってしまいます。

例えば

「去年、初めてスノーボードをやってみたんですよ。友達に教わって。木の葉滑りって言うんですけどね。」

 

こんな感じで、伝えたい部分や盛り上がりの単語を強めに発音するようにします。

実際声に出して、太字の部分を強めに話すように意識するとわかりますが、強調しようとした単語は少しゆっくり話しますよね。

話す速さと発音の大きさで強調することで、相手もどこで『。』が付くのか察しやすくなります。そのため、自然と相槌を打ってしまいます。

 

 

最後に…

いかがでしょうか。よく話し上手になるには、相手の頭に映像が残るように話しなさいとか、落ちをつけなさいとか言われます。もちろん、そういうスキルも大事だと思います。

しかし、どんなに面白い話をしても表現の仕方が良くないと伝わらないないと感じます。

大して中身のない話をしてたとしても、なんだか面白い話を聞いたなと思わせる。それだけで、相手の心を掴んで離しません。

日常の会話で使うだけでも、かなり効果はあると思います。ぜひ練習がてら、相手に相槌を打たせてみてください。

 

【雑談】は【親密度】を上げるためのポイント

突然ですが、私は雑談が苦手です。

とりとめがない、ということもそうですが、中身が無い会話をすることが苦痛になります。しかし、会話の半分以上は雑談だそうです。そこで、雑談の必要性とメリットについて書いていこうと思います。

 

 

 

目次 

 

 

親密度の考え方

ギャルゲーやエロゲーをプレイしたことがある人はわかりやすいかと思います。女の子を攻略するためには、会う回数を増やし、親密度を上げる必要があります。実際の対人関係も同じで、接触回数と会話時間というものが多いほど親密度が上がっていきます。

 

例えば

A:毎日「おはよう」と挨拶、会話もする

B:毎日「おはよう」と挨拶

C:毎日会釈で「おはよう」と挨拶(声には出さない)

D:毎日顔は合わせるが、挨拶や声かけはしない

この4人の親密度を考えると

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こんな感じです。

ここで注目して欲しいのは、BとCの違いです。

BとCは会話をしていませんが、Bが声かけをしているのに対して、Cは声かけをしていません。つまり、声を出し合ってコミュニケーションを取る方が親密度が上がりやすいのです。

 

 

 話す『器』と聞く『器』

また、会話で相手が丁度いいと感じる割合が存在します。

ギャルゲーでも、3種類の選択肢から適切なものを選んだり、親密度を上げるためのプレゼントをすると思います。それと同じで、効率的に会話をすることで相手の親密度も上がりやすくなります。

そのためには 話す 聞く の感覚で話すとよいと言われます。

この割合で話すと、相手には 話す 聞く のように感じられてとてもバランスが良くなります。

なぜこのようなことが起こるかというと、『器』の大きさが違うからです。

図で説明すると

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見ての通り、聞く器というのは話す器よりも小さくなります。

なぜ 話す 聞く の割合がいいかというと、相手に話し過ぎた、聞き過ぎたという気持ちを抱かせないからです。

 

 

相手に話をさせる『聞き出し上手』

ただ会話をしているだけでは、【聞く8】の割合を達成できません。

話し上手ならぬ、聞き出し上手。この技を使うと、ある程度は会話を続けることが出来ます。

3つのポイントで説明していきます。

1.話の導入で使える【て、き、に、ち、か、し】

2.会話を続けさせる、延長の言葉

3.YES・NOで答えさせない

 

まずは、話を始めるための導入部分についてです。

 

 

話の導入で使える【て、き、に、ち、か、し】

自分から話しかける場合に使える導入の話題です。

『敵に近し』で覚えるといいと思います。

 

 天気・季節

  「今日は暑いですね、明日からは雨が降ってじめじめしそうです」

 近況

  「最近、ランニングを始めたんです」

 ニュース

  「来年は東京オリンピックですね」

 地域・まわり

  「夏になって、ひまわりの花が咲いてきましたね」

 体・健康

  「夏風邪が流行っていますね。予防にはどんなことをされていますか」

し 趣味・仕事

  「最近、どんな本を読んでみましたか」

 

また、話が途切れた時や間が空いたときにも使えます。

「そういえば…」「ところで…」などに繋げて話すと自然な入り口になります。

 

 

会話を続けさせる、延長の言葉

これは、聞き出し上手になるのに欠かせない単語です。使いまわしがしやすく、相手も話をせざるを得ないのでぜひ使ってみてください。

 

それで?、それから?、その後は?、具体的に言うと?、例えば?

 

さらに、相槌を挟むとかなり効果的な言葉になります。

うんうん、それで?

なるほど、その後はどうされたんですか?

面白いですね。具体的に言うと、どういうことですか?

いいね、その案。例えばどう使えばいいだろうか?

 

こうすると、相手の話が延長され、【聞く8】を達成しやすくなります。

 

 

YES・NOで答えさせない

すぐに終わる会話をしないためには、YES・NOで答えられる質問をしないことです。

 

例えば

「今日は暑かったですね」

「そうですね(YES)」

 

これでは会話が終了してしまいます。

「今日は暑かったですが、何か涼しくなるいい方法はないでしょうか」

「そうですね…(YESで終われない)」

 

このように、すぐに会話を終わらせない質問をするのも手です。相手が話し始めたら延長の言葉を使って、さらに相手をしゃべらせましょう。

 

 

雑談の必要性とメリット

何度も使っていますが『親密ポイント』の獲得です。

周りの親密度が上がってくると、助けてくれる人が多くなります。また、自分の印象も良くなります。雑談の内容から何かを得るのではなく、雑談自体を対人スキルとして使ってみるといいかもしれません。

まずは、【聞く8】を達成してみてください。【聞く8】を達成するためには、雑談が欠かせないことが体感できると思います。

 

さらに上位スキルである『話し上手』も存在しています。

これは、また後日書いていこうと思います。

 

この世は全て自分自身の心の鏡

色々迷ったのですが、日常の小話ということで書いていきたいと思います。

私が人と話すことが得意になった理由、『理解』と『納得』の違いについて書いていきます。

 

以前はよく「お世辞とか言えないから」と言って、空気を壊していたように思います。お世辞を言うことは『嘘』を言う、悪い感じがしてとても嫌だったんです。

それに、自分にフィルターをかけて人と話すことがとても嫌でした。

目線、態度、仕草、話し方、聞き方、思考、表情、対応……etc.

親に対する態度、会社の上司に対する態度、後輩に対する態度、友達に対する態度、お客様に対する態度など。全ての環境や場所において、『本来の自分』を偽って人と関わるということがとても嫌でした。

 

とても疲れるし、どうしてこんなに周りに気を遣わなければならないのだろうと、納得していませんでした。

 

ここで『本来の自分』というものがどんなものか説明します。

目線を合わせない。相槌は打たない。表情が動かない。興味のない話は聞かない。自分の話したいことは永遠話す。気が済んだら人とはさよなら。一人になれる時間がないと気が狂う。「私の世界」という妄想の世界に引きこもる。

『そのままの自分』で人と暮らしてもいいのよ、と言われたら間違いなくこんな感じになると思います。

とてもではありませんが、一緒にいたい人間ではありませんね。

 

ある日、『フィルター(層)じゃなくて、ツール(道具)』と考えると面白いのではないかと思いました。

偽りの仮面をかぶって世の中に接するのは『嘘』をつくことと同じで罪悪感があります。

しかし、人と楽しく話すためにツール(道具)として利用するのはどうだろうかと考えました。自分を強化し、レベルアップすると面白いなと思ったんです。RPGゲームと同じ原理だと理解しました。素材を集め、武器・防具を作成し、装備することによって、強い敵を倒すことができるシステムなのだなと思ったんです。

そう考え付いてから、『お世辞』だって立派なツールです。絶妙なタイミングで、効果的なお世辞を発動させることによって、相手を喜ばせることができました。

目線、態度、仕草、話し方、聞き方、思考、表情、対応……etc.

その全てが、人とスムーズに話をするために必要なツール(道具)であり、レベルアップや強化・合成が可能だと気が付きました。

 

次に先ほどから使っている『納得』と『理解』の違いについて考えたいと思います。

「頭では理解しているけど、納得できない」というのはよく聞きますね。

簡単に説明すると

理解する=頭でわかる=外的

納得する=心でわかる=内的

ということでどうだろうと思っています。

 

世の中には納得できなくても、やらなければならないことがある。心からやりたいと思わない(内的欲求不能)からやりたくない、ということなのでしょう。

 

私は、自分にフィルターをかけて人と話すことはやりたくないです。しかし、ツール(道具)として使って、人と話すことはゲームのようで楽しいです。

表からみると同じ事をしているようでも、『納得』しているだけで、能力の上達具合がかなり違ってきます。

 

これは使えるな、と思い、ますます技術を磨きました。

今ではかなり空気が読める方ですし、適切な目配りと返答を返すことが可能です。

さらに不思議なことがあります。フィルターを使って人と話していた時と比べて、ツール(道具)を使って人と話すほうが、相手から返ってくる反応が明るいのです。

 

心から相手を楽しませるために、という目には見えない”何か”が、不思議と伝わるのかもしれませんね。

 

この世は全て自分自身の心の鏡

 

世の中と渡りあっていくためには、自分で自分を納得させ、より良い方向に導いていく必要があるのではないかと思います。また、鏡と一緒で外に発した反応は、そのまま自分に返ってくると思うのです。

 

 

 

今回は、ここまで。

 

想像力の障害

自閉症に見られる「三つ組」の障害について、解説していきたいと思います。

以前書いたブログにもさらっと書いてあるので、良かったら読んでみてください。

アスペルガーに最もむいてない仕事【営業】・最も向いている仕事【販売】と推察

【気持ちがわからない、伝えられない】問題について

 

 

目次 

 

 

想像力とはどういう意味?

まずは言葉の意味から整理してみます。

想像力とは、『具体的にイメージすること』です。大まかに2種類。過去の事柄をイメージする『再生的想像力』。新しい像を生み出す『創造的想像力』とがあります。

また、『具体的』というところをもう少し細かく解釈してみます。ここで言う具体的は、『本物のように』と置き換えることができます。

 

分類として例えると

1.物質的ー物、風景、建物、人など写真で像を結ぶ映像

2.精神的ー心、感情、思想など

3.時間的ー過去、未来 以前あったこと、これから起こるであろうこと

4.次元的ーあの世、宇宙の果て、未知の世界、など

 

目の前に存在しないものを『本物のように』イメージで作り出す力。

これが、【想像力】です。

 

では、想像力の障害というのはどのようなものがあるのか紹介していきたいと思います。

 

 

状況への認知の歪み

他者と自分の体験を共有するためには【想像力】が必要です。

自分が体験したことのない事柄を『本物のように』再現する能力が必要です。しかし、その能力が欠如していると、『共有、共感』といったことの他に、『反省する、予測する』ということが困難になります。

 

主な原因としては下記の3つが挙げられると考えられます。

1.「心の理論」障害

2.中枢性結合の弱さ

3.実行機能の障害

 

この3つについて解説していきます。

 

 

「心の理論」障害

心の理論とは、心理化とも呼ばれるものです。

それは、内的、外的に影響を及ぼします。

 

【他者に対して】

相手の気持ちや考えを理解することが難しく、適切な関係を築くことができない。また、関係を維持することが困難。

【自己に対して】

自分の感情を認知できない。怒っているのか、悲しんでいるのか。また、その感情の理由を理解することが困難。

 

このため、怒りだして暴言を吐いたかと思えば、次の瞬間にはケロっとしている。何でもないことなのに、突然パニックになったり、反応しなくなったりする。というようなことが起こります。

 

 

中枢性結合の弱さ

人の話を聞くのと、言うことを聞くのは違うでも書きました。

これは、細かい部分を組み立てて、全体を想像し、完成した物事を理解する能力です。

例えば、スケジュールを立てたり、手元にある状況から未来には何が起こるかということを予測したりということが苦手です。

また、細かい部分に注目してしまうということは、興味の狭さやこだわりといった特性にも繋がります。

話が点と点で繋がっていない、認識がすり替わっている現象などは、この機能が弱いことで起こるのではないかと思います。

 

 

実行機能の障害

これは、意思決定をする能力、企画して実行する能力、効率的に行動する能力など。自発的に、将来のことを想像して、実行に移す能力の障害です。

このため、指示がなければ行動できなかったり、言いっぱなしで実行できなかったりします。

また、自分を客観的に分析したり、どう感じているのかということを振り返ることが出来ません。このため、過去の失敗を反省し、今後同じことを繰り返さないといった学習が困難です。

 発言に責任感がない、軽々しい発言をするというのは、この機能が弱いことで起こると考えられます。

 

 

3つの能力を向上させよう!

というわけで、想像力の障害、解決編です。

追々書いていこうかと思います。

1.「心の心理」を理解する

2.中枢性結合を理解する

3.実行機能を発達させる

 

 

最後に…

想像力がもたらす効果は絶大ですね。

単に小説を読んで想像するとか、そういうことだけではなく、もっと大きくこの能力が使われているのだなと感じます。

以前、私が行っている想像は写真の切り貼りのようなものだと書きました。

実は、このことに気が付いたのはかなり最近のことです。

また、この記事を書いていて、自分が思ったよりも想像力とは色々なところで使われているのだなと思いました。

次回は、解決編について整理していきたいと思います。

 

ニュアンスとは何か考えてみよう

コミュニケーションの障害、解決編その1です。

ニュアンス、雰囲気、なんとなく、グレーゾーン。会話をする上で必要なものなのですが、目に見えないうえに、具体的なものではありません。今回は、そんなフンワリしたものについて理解を深めていきたいと思います。

 

 

目次

 

 

ニュアンスとはどういう意味?

まずは、言葉の意味から説明していきたいと思います。

ニュアンスとは『言葉などの微妙な意味合い』や『言外に表された話し手の意図』などという意味です。私たちが苦手とする、イメージができない言葉ですね。

なので、私が理解している意味を見える形で説明してみたいと思います。

 

例えば、『リンゴ』と『みかん』をニュアンス的に解釈してみると…

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この、黄色の枠の中にあるのがニュアンスです。

『甘くて、丸くて、すっぱくて、みずみずしい、くだものが食べたい!』

と言われた時に『リンゴ』を選ぶのか『みかん』を選ぶのか。

それは、その時話題になっている『会話』の内容から判断することになります。

 

また、『なんとなく』伝わるというのはこういう感覚であると理解しています。

『1、2、3、4、5、6、7、8、9、10』

ということを相手に伝えたとします。

後日、相手にあの数字の話覚えてる?と聞くと

『5、6、7、9、10』のことだよね?覚えてるよ!

と返ってきました。

半分は相手に伝わってますね。

 

日常の会話というのは、100%一致する言葉でやり取りされているわけではないということです。半端だったり、なんとなくだったり、前後を含めた広い意味でやり取りされています。

では、なぜそれが理解できないのでしょうか。

 

 

言葉=記号 言葉は記号のやり取り

言葉を使ってやり取りする。ということは、『情報や感情』の交換を意味します。『言葉そのものの意味』を交換することではありません。これが、話し言葉を使ってやり取りする上で障害になっているのではないかと感じます。

 

私にとって言葉は A、B、C とか 1、2、3、とかと同じ記号のように理解しています。そして、記号のやり取りというのは、100%一致しないと成り立ちません。

『1+1=2』という内容を

『1+2=3』と同じ意味だよ!と言われても

え!?どうして!?答えも式も全く違うじゃん! 

と、なってしまします。

『1+と=と2も含まれてるし、大体同じ意味じゃん?』

と説明されても『???』となってしまいます。

 

このように、順番や含まれているものが違っていると言葉そのものが理解できません。

 

 

会話が堂々巡りしてしまう理由

ニュアンスを理解できず、言葉の意味を追求してしまい、起こる現象だと思います。

見える感じにすると、こういうことです。

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赤の言う(諦めないで!)というニュアンスが受け取れない青。

相手が伝えたい内容から遠く離れて、言葉の意味を追求しようとしています。

最初に受け取った『なんで、諦めるの?』=『諦めないで!』という意味にとらえることができれば…この会話、成立すると思います。

 

 

用件は短く、はっきり伝える

一番いい方法はこれです。

『言葉などの微妙な意味合い』や『言外に表された話し手の意図』が理解できません。そのため、何かを伝えたいときは、簡潔にはっきり伝えると理解しやすいと思います。

 

伝え方を変えたところで、記憶の上書き保存が苦手だったり、認識がすり替わっているという現象もあると思います。

そのことについては後日書いていきます。

 

ニュアンスというのがどういう存在かについてまとめました。

次は、ニュアンスを組み込んで言葉を使う方法について考えていきたいと思います。

NEXT⇒言葉を使う、パターンを増やしていこう

 

 

最後に…

記事の内容はぼんやり思い浮かんでいたのですが、うまくまとまらなくて思ったよりも書き出すことに時間がかかってしまいました。

会話をするって難しいですね。

今でも色々悩んでしまいます。

このニュアンスというものを受け入れてから、会話をすることが以前よりも楽になったように感じます。

それが、少しでも伝わればいいかなとは思っています。

『大変』を乗り越えると、人生が豊かになる

若いうちの苦労は買ってでもしろ、とはよく言いますよね。

今回はそのことについて書いていきたいと思います。

日常の小話なので、ゆるっと(笑)

 

目次

 

 

励ましの言葉

私は広汎性発達障害という診断が出ています。色々不便なこともありますが、少しずつ学んだり、迷ったりしながら成長しているつもりです。

父も同じような気質を持っています。診断はしていませんが、私と似ています。家族では唯一、感覚や話が合います。

母は定型発達らしい思考回路の持ち主だと感じます。そんな母から言われるのが

『お父さんが成長したように、あんたも成長できるから頑張りな』

ということです。

これは、私への励ましの言葉です。発達障害ゆえの、生きにくさに対して、父が乗り越えられるんだから、私もできるでしょう。という意味だと思います。

 

しかし、私からすると

『父が成長したところまで、今はできなくても、努力してそこまで到達しなさい』

というような圧力に感じます。

一朝一夕で、何もしないで、父のレベルに到達できるとは思えません。

 

母には、励ましがプレッシャーに聞こえるよ、と伝えることが出来ました。

納得してもらえました(笑)

 

努力って大変な行為

原因を究明、改善していくと、人は向上する

とはよく言うかもしれませんね。

人生とは努力の連続かもしれません。できないこと、乗り越えなければならない壁を大変な思いをして乗り越えていくのでしょうね。

しかし、大変な思いをするのは嫌だなと思ったんです。

今は何かを乗り越えている最中ではないのですが。4年間、歯を食いしばって仕事をしてきました。仕事以外の問題もありますが、今はまだ書けません。そちらの問題に向き合うことも、大変でした。

大変だった日々のことを思うと、無駄なことは一つもなかったと感じます。その反面、あんな想いは二度としたくないな、とも思います。

 

『大変』は人生を豊かにする

人生の荒波を乗り越えてきた母によれば、大変は人生を豊かにするよ、というのが私へのアドバイスでした。

自分を励ましてくれるのは、過去の自分だけ

あの時の自分は、こんな状況を乗り越えられた。それは、誇るべき事実として自分の中に残ります。

また、 大変なことを乗り越えたら、未来の私への自信に繋がると思います。

乗り越えてきた大変を、他の人と共有することも可能だと感じます。

 なるほど、得られるものが沢山ですね。持っているものが豊かになる気がしてきます。

 

最後に…

日常の小話程度にゆるっと書きました。

人生、山あり谷ありですが、気張って生きていきたいと思います。